「ハ会」Vol.2参加してきました。

「ニッポン住宅維新会議 hakai_2010」というシンポジュームに参加してきました。



「大きな物語は終わった」・・・
ところが、日本の住宅・不動産業界は未だに、
昭和に描いた「大きな物語」の夢から覚めないでいる。
見渡せば、マスコミ、業界と政治は、売り上げや景気対策の道具として、
住宅や都市を考える事をやめない。

でも僕らはとっくに気づいている。
どんどん建て、どんどん売って、どんどん壊して、また建てる。
そんな風に「成長」し続けないと幸せになれない世の中に、
本当の未来は来ないと思う。

ニッポンの住宅を、重苦しい昭和の呪縛から解き放たなきゃいけない。
同じ志し持った人は案外たくさんいる。
みんなで考えて議論して、行動して、住宅・不動産の「昭和」を、
きちんと終わらせてあげよう。

(hakai_2010 趣意書より)


第2回は「新築バンザイ!?」。
私が属する分野の話でもあり、趣意書のような疑問を長く持ちながら進んできたこともあり、
興味深く参加させていただきました。



全国平均の空室率が18%、一昨年より人口減少がはじまり、再来年あたりから世帯数も減少に転じる。
現在のように、どんどん建て続けることはいづれ不可能になる。
では、今までの建物はストックになり得ているのか?
35年のローンを払う建物の法定耐用年数が20年。
これでは、建築物自体が国全体のの資産として残らず、
テレビや冷蔵庫と同じような「消費材」となってしまう。
こういう事に、限りある税金を投入し続け、後世に問題を残さないのか?

パネラーは不動産、設計、施工、シンクタンク等、住宅産業を横断的に網羅していて、
時には俯瞰的議論、時には部分的議論と、今の状況を表しているような喧々諤々の議論。
もちろん、1回のシンポジュームで結論など出様が無い。
しかし、こうやって話し合いながら問題点を抽出し、ターゲットを絞り、知恵を出し合い、
一歩でも前に進み出す事が大切だと考えます。
また、会場の様子はYouStreamにてライブ配信され、twitterにて相互に参加することができます。
こういうネット環境がそろった事も、今回のようなシンポが成り立った背景でもあります。

次回は「賃貸上等w」。9月上旬開催の模様。
自分の問題でもあり、次世代の問題でもあるこの根深い事柄に、
kameplanも積極的に関わっていきたいと考えています。
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by kameplan_arch | 2010-08-04 11:49 | けんちく日記
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