「コト」を引き起こす「モノ」 〜薪ストーブ〜

熊谷市で完成した「economa」柿沼モデルハウス。
気候風土に合った設計で、自然とともに快適に暮らすというコンセプト。
そんなコンセプト共に大事にしたかった事が「コト」が起こる家。

住まいとは、暮らしの間に様々な「コト」が起こる場所で、
そのコトが多ければ多いほど楽しい我が家になりますし、深い愛着も湧いてきます。
economaでは「コト」を引き起こす「モノ」を、
建物側の設えでいくつか提案しています。


薪ストーブなんて、最近は珍しくもないので「なんで?」と思われるかもしれませんが、
この薪ストーブはちょっと違うんです。
ネスターマーティン」というベルギーで150年もストーブを作っている老舗メーカーのもので、
なんと針葉樹が燃やせるのです。

一般的にはよく知られていない事ですが、殆どの薪ストーブの燃料は、
広葉樹(クヌギ、ナラ、サクラ等)が指定されており、針葉樹(スギ、ヒノキ、マツ等)は
適さないとされています。
これは、針葉樹は広葉樹に比べて木自体に大量の油分を含んでいて、
それを燃焼させると高温になり過ぎ、ストーブ自体を痛めてしまいます。

しかし、現在薪として広葉樹を手に入れようと思っても、なかなか手に入らず、
入ったとしても、結構高価になってしまいます。
それに比べ、針葉樹は建築用材として定期的に伐採されていて、
用材に適さない位の細い木は、ゴミとして燃やされてしまっています。
間伐材や、製材で出た端材、建築現場で余った端材など、ほとんどが針葉樹なので、
量もありますし、比較的簡単に手に入れることができます。
(ホームセンターで「薪」として売られているもののほとんどは針葉樹です)

このネスターマーチンは、独特の燃焼方式を採用しており、
低温で木から燃焼ガスを発生させ燃焼させるので、本体自体の温度がそれほど上がらず、
燃焼ガスが燃える独特の青白い炎も見ることができ、なかなか秀逸なヤツなのです。

これまでは薪をどう手に入れるかが問題でしたが、
このストーブを採用する事で、そのハードルがずいぶん下がるように思います。

炎を見ながら一杯やる(笑)とか、ダッチオーブンで料理にチャレンジしてみるとか、
このストーブと言う「モノ」が、暮らしを潤す「コト」を起こしてくれる、
こういう豊かさも、良いですよね。
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by kameplan_arch | 2010-11-19 14:51 | けんちく日記
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