ヤマでの打合せ〜天竜杉 天然乾燥材〜

またまたブログ更新が・・・(泣)
どうしてもきちっと記事を書こうとすると、なかなか筆が進まず。
今後はライトバージョンでいくかもです(笑)

ということで先月の事ですが、来年着工予定の物件の打合せで、
天竜で天然乾燥材を扱っている「アマノ」さんに行ってきました。

構内に入るとあちこちに梁材や板材が桟積み乾燥されていて、
いい杉の香りがぷんぷん。

こちらは厚物の板材用に乾燥している杉。
天然乾燥は時間がかかるので、乾燥場に多くの材料をストックしておかないと、
注文に対応出来ません。(=仕入れから販売までの時間がかかる:資金の手当が大変)
このことを避けるために様々な人工乾燥(機械乾燥)が普及していますが、
無理矢理乾燥させると、内部割れや色身の落ち等の弊害が出てくると判ってきました。

しかしいきなり天然乾燥に入ると、予期もしない割れが入ることがあり、
それを予防するための「オリジナル中温乾燥機」をアマノさんでは導入。

このボイラーでは製材で出た端材を燃料にして、高温高湿の空気を乾燥機に入れて、
含水率を約100%以下に落してから桟積み乾燥(天然乾燥)に入るとの事でした。

外部割れは材の表面が急激に乾燥され、内部との含水率の不均衡がもとで、
内部と外部の応力の違いが元で発生するもの。
ゆっくり、じっくり乾燥させることが重要なのですが、
桟積み乾燥だけではなかなかコントロールしきれません。

全国各地の産地では、割れをなるべく防ぎ、
きっちり乾燥させる技術の開発が盛んに行われています。
アマノさん取り組みもその一つで、天然乾燥をベースに前処理を中温の乾燥機で行い、
それを端材と言う「バイオマス燃料」だけで行う、
なかなか先進的な取り組みです。


また構内には、大工さんが構造材の加工をするための「下小屋」が設けられていて、
大工さんはこの小屋まで通って、手刻み加工をしています。

少し前まではこの「下小屋」という加工場も、
元は工務店や木材問屋さんが所有していて、大工さんに無料で貸し出していました。
ただ、工務店や問屋さんも独自で加工場を持ち続けることが難しく、
川上で敷地に余裕のある製材所さん等が、その代わりになる事もあるようです。
ここだと材料はすぐ隣にあり、足りないものがあれば大工さん自ら、
桟積みしているモノをチョイスして取れるので、効率的でもありますね。

来年着工なので、今回は概略の打合せで終わりましたが、
この桟積の中から材料が出てくると思うと、俄然やる気がわいてきましたね。
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by kameplan_arch | 2011-09-04 13:34 | けんちく日記
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