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みぞれ混じりの地鎮祭

地鎮祭とは。。。

土木工事や建物を建てる時に
神様に工事の無事や安全建物や家の繁栄を祈る儀式
のことを言います。
「じちんさい」と読むほか「とこしづめのまつり」と読むこともあります。


f0054859_10183354.jpg建物を建てる土地に神主様を
お招きして地鎮祭をとりおこないます。
 ←これは祭壇のイメージ

祭壇にお供え物をし
祝詞(のりと)をあげ、お払いをして浄め
施主が初めてその土地に鍬(くわ)や
鋤(すき)を入れる儀式です。


お供え物はお酒、お米、塩、水の他に
海の幸である昆布などの乾物
(鯛をお供えする場合もあります)
山の幸である果物
野の幸である野菜などを祭壇に。


右下に見えるのは木で作られた
鎌(かま)、鍬(くわ)、鋤(すき)で
儀式の中で使われる道具です。


地鎮祭を始める前に。。。

神様に降りて来ていただく聖域を4本の笹竹と注連縄(しめなわ)で示します。
普通はこのしめ縄で区切られた中に祭壇を設けるのですが
今回は前夜からの雨で足元がぬかるんでいたので
改修予定の母屋の縁側に祭壇を作ってありますね(^^)
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今回初めて見た光景なのですが…
まず御神職(ごしんしょく=神主様)が巫女さんにお祓いされてます。
神職様が神事を執り行う前の自らのお清めなのだと思います。


さて、いよいよ地鎮祭が始まります。

◎修跋の儀(しゅばつのぎ)
神職が御祓詞(はらえことば)を唱えながら、ご神前、工事をする土地と参列者の身を
浄めるためのお祓いをします。


◎降神の儀(こうしんのぎ)
文字通り、神様に祭壇に降りて来ていただくお迎えの儀式です。


◎献饌 (けんせん)
お酒の蓋などを開けて神様にお供え物を差し上げます。


◎祝詞奏上(のりとそうじょう)
神職が神様に工事の安全を祈る祝詞(のりと)を奏上します。



あら、お施主は既に退屈?(笑)
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◎四方祓いの儀(しほうはらいのぎ)/切麻散米(きりぬささんまい)
切麻(きりぬさ)と呼ばれる和紙を四角く切ったもの
(正式には切った麻や紙と米を混ぜたもの)を神職が撒いて土地を清めます。
東北→東南→西南→西北の順番で敷地の四隅を清めるので
四方祓い(しほうはらい)とも言われています。
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◎地鎮の儀(じちんのぎ)/床鎮めの儀(とこしずめのぎ)
祭壇の前には笹などを挿して土地を模した盛り砂を使い儀式を行います。

f0054859_1129229.jpgまずはその土地で初めて草を刈る
「刈初(かりぞめ)」
設計者が鎌(かま)で草を刈る
動作をして挿してある笹を
抜き取ります。

設計者の旦那が所用のために
参加できなかったので
私が代理出席です。
そしてカメラマンなので。。。
←写真はイメージ
借り物です f(~~)


次は初めて土をおこす
「穿初(うがちぞめ)」
建物の施主である息子さんが土を耕す様に砂山に鍬(くわ)を入れます。
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鏡などの入った和紙の封筒状の物を埋めて工事の安全祈願をする
「鎮物埋納(しずめものまいのう)」
地主であるお父様が和紙に包まれた鎮物(しずめもの)を砂山に埋めます。
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そして最後に鎮物(しずめもの)を埋める様に土をならす
「土均(つちならし)」
施工業者の現場監督が鋤(すき)で砂を均して床鎮めの儀(とこしずめのぎ)完了です。
f0054859_2051221.jpg




さてさて、この「鎮物(しずめもの)」は「忌物(いみもの)」とも呼ばれる
地の神様へのお供え物なのですが。。。
f0054859_1154936.jpg
実はこれもまたまた↑借り物写真f(~~;)
人型、盾、矛、小刀、長刀子、鏡、水玉(またはお金)の七つを模した物が入っています。
その地方や神社によって中の物や素材は様々なのですが
私が実際に見た鎮物には人型は和紙、鏡やお金は本物が入っていました。

「人型」はいわゆる昔の「人柱」の代わりで、災いの身代わりになると言われています。
「盾、矛」で邪気を防ぎ「小刀、長刀子」の武具や「鏡」は御神宝として
「お金」は穴の開いた硬貨の形の物で、その昔は稲穂だったとも言われています。



◎玉串奉奠(たまぐしほうてん)
榊(さかき)などの常緑樹の小枝に、紙のヌサ(幣)と言われるものを付けた玉串を
神前に捧げ、謹んで供える儀式です。
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◎撤饌(てっせん)
神職がお酒の蓋を閉めたりしてお供えものをお下げします。
神様への宴が終了した合図でしょうか。


◎昇神の儀(しょうじんのぎ)
神職が神様に帰っていただくための儀式をします。


◎直会の儀(なおらいのぎ)
お供えしてあったお神酒(おみき)をみんなでいただきます。
巫女さんが祭壇から降ろしてそれぞれの杯にお神酒を注いで
無事に地鎮祭が執り行われた事をお祝いして乾杯します。
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f0054859_20514534.jpg竹にくくられているのは方位除けのお札です。
工事中、敷地の四方に立てておくと
厄払いが出来ると言われています。

f0054859_2052219.jpgこちらは鎮物と清め砂です。
今回は新しく建てる建物が2棟あるので
それぞれの建物の中心に埋めます。
清め砂は工事の始まる前に撒いて土地を清めます。
お供えしていた塩やお神酒
お米を撒く場合もあります。



ここまででおよそ30分くらいですが
早朝はみぞれまじりの天気だったのでかなり寒〜〜い地鎮祭でした。
儀式の名前や作法などは地方や神社によってもいろいろです。
私が今まで参加した事のある地鎮祭は、今回の様な神式がほとんどですが
その他にもお坊さんが執り行う「仏式」
山伏(やまぶし)の格好をした修験道(しゅげんどう)によるもの(山岳信仰)
に参加した事があります(^^)/

ちなみに「キリスト教式」もあるそうです。
「土地の神様」という概念が無い宗教なので「起工式」が正しい呼び名かな?
日本式の式次第とは全く別物で賛美歌を歌ったり、お祝いの乾杯はワインだったり!?
。。。らしいですよ。




さて、寒い地鎮祭の後は少しの時間でしたが奥様とキッチンなどの打合せ(というか雑談)
コーヒーを入れていただいて暖まってくると
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お疲れさまでした(^^)

kameko
by kameplan_arch | 2012-01-25 23:37 | T邸再開発事業【事務所】/静岡

鈴鹿サーキットへ(笑)

先日、建築士会の東海北陸ブロック会青年建築士協議会の会合で、
三重の鈴鹿サーキットへ行ってきました。



2月末に鈴鹿サーキットで、東海北陸地域7県の青年建築士が集まる大会を開くため、
その下見と打合せでした。
鈴鹿サーキットと言えば、以前乗っていたロードスターで南コースを走ったこともあり、
血中車濃度が上がりっ放しで大興奮(笑)
しかも大会の懇親会は、このパドック上のホールで行うと言う(驚)
メンバー一同コースを走る車にかぶりつき(笑)

いや、大会が楽しみです、
by kameplan_arch | 2012-01-20 09:00 | けんちく日記

地盤調査をワークショップ形式で?!

先日、D-Projectの地盤調査が行われました。
地盤調査を担当してくれたのが、建築士会青年企画委員会でもお世話になっているグラウンドワークスさん。
折角なのでお施主さんの了解のもと、建築士会の仲間で調査を実際に見ながら学ぶ、
ワークショップを開催しました。



これは「ボーリング調査」という地盤調査で、主にはマンションや工場等の中規模建築物や、
地盤改良で地質のデータが必要な時に行います。
正式には「標準貫入試験」と言い、比較的信頼性が高い試験と言われていますが、
大型の試験装置の搬入が必要だったり、貫入時に機械音が大きいことなどから、
住宅ではスエーデンサウンディング試験の方を行う事が多いです。


こちらは「スエーデンサウンディング試験」というもので、
戸建て住宅ではほぼこの試験を行います。
これは機械に据えた重りの自重でロッドが沈みこんでいくスピードや、
回転数から地盤の強度を測るもので、
機械が小型な事や静かな事、住宅の採用例が多く比較が容易な事等から、
小型建築で行われる事が多い試験です。



今回はワークショップと言うこともあり、
同じ敷地でボーリングとスエーデンサウンディング試験を行い、
その試験結果や試験特性を比べてみました。
また、スエーデンサウンディング試験で用いる中で重要な道具の一つである、
「ロッド」のすり減りによって、どれぐらい試験結果が変わるかの比較も行いました。
(試験ではこの槍状のものを土に貫入させて行きます)
写真の左側が新品のロッドで、右側がすり減って基準を超えてしまったロッド。
同じ試験を行っても、すり減ったロッドでは試験結果のぶれが大きく、
場合によっては危険側に出る事が確認出来ました。

地盤に関わらず、実際にその場を詳細に試験して、
その結果を設計に反映させて行かないと、安全な建物を作ることはできません。
私たちも、日々勉強です(笑)
by kameplan_arch | 2012-01-18 09:00 | T邸再開発事業【事務所】/静岡

工事、始まりました。

去年より設計を進めていた物件が着工しました。
この物件は平屋を減築して今の暮らしに最適化させる改修工事。
新築工事だと基礎から始まり、構造体へと段々と出来て行くのですが、
当たり前なのですが、減築改装工事はまず解体工事から始まります。



減築の難しい所は、どこで残す建物と切るかの判断で、
新築時から計画されている事はまず無いので、
じっくりと構造や、建てたときの大工さんの仕事をを観察し、
相談しながら設計しないと出来ません。

このお宅も構造調査を数回重ね、リフォームする部分との兼ね合いを見極め、
ココしか無い、と言うポイントを見つけて決定しました。

これから切り離した部分の補修と、建物全体の耐震補強工事にかかります。
by kameplan_arch | 2012-01-16 22:31 | T邸再開発事業【母屋改修】/静岡

マネキネコご一緒の帰省

去年末の帰省は、例年どおりウチのマネキネコ同行での帰省でしたが、
例年と違うのは距離。
いつもは浜松〜兵庫約300kmを、のんびり6時間ぐらい掛けて車で帰るのですが、
今年は距離が倍に伸びて600km(笑)
一気の移動は人間にもネコにも負担が大きいということで、
途中一泊して来ました。



「ペットと泊まれる宿」で探すが、なかなかこれと言ったホテルが無く、
あったとしても高速からずいぶん離れているか、高い(笑)
犬OKは多いのですが、ネコOKはなかなか無く、
ココでも家探しのときと同じ苦労が待ち受けていました。



色々探して見つけ出したのか、ドーミーインEXPRESS三河安城
普通のビジネスにペット専用のフロアがあり、部屋の中で一緒に宿泊が出来ました。
部屋の設えもサービスも申し分無く、ネコたちもゆっくり宿泊することができました。

こういうホテルが増えるといいなぁ。
by kameplan_arch | 2012-01-07 09:00 | kameの車窓より

埋蔵文化財、出たかなぁ(笑)

去年の年末の御用納めも近い日に、
(仮)D-Projectの敷地で浜松市の埋蔵文化財の試掘が行われました。



この地域は「埋蔵文化財包含地域」に指定されていて、
建築等を行う時には前もって市に届け出を行い、
市の立ち会いでの試掘を行わなければいけない所でした。

年明けすぐに着工のスケジュールでしたので、届出も大急ぎで行い、
市の担当の方にも事情を話したところ、年内ギリギリで試掘を行う手立てをたててくれました。

私は「試掘」に立ち会うのは初めて。
カミさんはご近所で以前立ち会ったことがあったそうで、
そのときは文化財が出ることはありませんでした。



ユンボでガッツリ掘る事3M強。
土の色が変わるあたりで土器が発見されました。
試掘をした市の担当の方によると、おおよそ2000年前あたりの縄文式土器で、
この辺りではよく出るものですよ〜と仰っていましたが、
私たち素人には、ガラや石と間違いそうなほど小さなかけらでした。



文化財調査といえば、歴史的な調査だけかと思っていたらそうではなく、
地層があった時代に洪水や津波があった事実も判るらしく、
今後の防災計画にも役立つデータが取れるそうです。



あまりに大規模な掘削に、お施主さんご家族も興味津々。
4カ所ほど掘って調査完了。
無事着工出来そうです。
by kameplan_arch | 2012-01-05 09:00 | T邸再開発事業【事務所】/静岡

kameplanにニューフェイス登場!!

ご報告が遅くなりましたが、
去年10月の事務所移転ともに、kameplanにニューフェイス(笑)が加入しました。

ニューフェイス(笑)浜松の地元ゼネコンのインハウス建築士として、
主にマンションや商業建築を手がけていました。
真骨頂は「免震マンション」

手がけたのは免震構造の賃貸マンション。
家賃収支だけでは決してやろうとは思えないのですが、竣工後に3/11の震災。
浜松はそれほどの揺れではありませんでしたが、備えあれば憂い無し。

コストを超えるお施主さんの先見の明とともに、
認定などの高いハードルを乗り越える超える設計/施工力がないと実現できない、
プロパティー系に強い建築士です。

今後、ブログにも登場予定ですので、
末永くご愛顧の程を。
by kameplan_arch | 2012-01-04 19:29 | けんちく日記

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

去年は私たちにとっても激動の1年でした。

2月にお引渡しした後の震災。
その御宅は計らずもインフラが切れてもやって行けるフルスペック自立型でした。

その直後から全く異文化の事業に関わるコトに。
これは恐らく私の人生の中でも最大級のプロジェクトになるだろうし、
ある面では建築界でも初めての事例になると思いお受けしました。

同時に思いを同じくする仲間の事務所&自宅も着工。
これも今までの知見をフル活用&汎用出来る仕組みに仕上げる為にもう一踏ん張り。

建築士会の仲間への講習会も初体験。プロ相手は本当に緊張しました。

東京への事務所移転という暴挙にも、仲間は暖かく送り出し、迎えてくれました。
自分でも疾走したが、同時に仲間にも盛り立ててもらい、本当に濃い1年でした。

本年も走りながら考える年になりそうですが、
どうぞよろしくお願いいたします。

kameplan architects一級建築士事務所 大出達弘

by kameplan_arch | 2012-01-02 15:31 | けんちく日記